スクワットについて調べていると、ゆっくりやりましょうというような教え方と、なるべく早くやりましょうというような教え方があると思います。実際にどっちがいいのかというような疑問があると思いますので、実際にスクワットについてゆっくりと早くについての説明をしてみたいと思います。スクワットをする目的は、大抵の場合は筋肥大を望んでマッチョになりたい人、脚やせしたい人、アスリートの人などに分かれると思います。そして、それぞれでメリットが異なるので、しっかりと頭に叩き込んでおいてください。
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スクワットでゆっくりと早くはどちらもメリットがある
■スクワットでゆっくりやる場合
・怪我をしにくい
まずはスクワットを早くやるのに比べて、ゆっくりとやることで、怪我をしないようにすることができます。早く動くということは、それだけ筋肉や関節への負担が大きくなってしまうことになります。それだけに、初心者であれば迷わずゆっくりやることをおすすめします。そして、筋肉に効いているというのはどういうことかという感覚がスクワットを通して分かります。あなたがもし、筋トレを始めたばかりの初心者であれば、こちらを選ぶのが適切です。早くやるにしても、動作をまずは見につけなければなりません。
・適切なフォームを学べる
スクワットをゆっくりやることによって、適切にフォームを自分で確認しながらやることができます。今どこに負担がかかっていて、どうなのかというのを考えながらスクワットをやるかやらないかでは実はかなりの違いがあります。人間というのは、そもそも楽に動けるようにあらゆる行動を体に記録しているので、スクワットをする時にもどうしてもその癖が出てしまいます。それだけに、ゆっくりやることでフォームを学びながら行うことができます。スクワットを始めて6ヶ月以内であれば、ゆっくりにしましょう。
・脚やせが目標の人はメリットが
スクワットをゆっくりやることによって、足腰への負担は比較的軽いものとなります。それだけに、脚やせを狙っている人には、ゆっくりやることにかなりのメリットを感じることだろうと思います。ダイエットだったりが目的の方も見に来ていると思いますので、特にそういったことに該当しているのであれば、この話はしっかり覚えておきましょう。今後あなたのメインとなるスクワットの方法となります。早くやるというのは脚にそれだけ負担がかかってしまうので、どうしても太くなってしまいやすいです。
・バランスよく鍛えられる
脚というのは1つの繊維で成り立っているわけではなく、細かい筋があつまって、筋肉を形成しております。さらにその中には速筋(パワーの筋肉)と遅筋(持久の筋肉)と呼ばれるものがあります。早くやることに比べて、持久系の筋肉を鍛えることができます。比較的小さい筋肉なので、筋肥大を望まない方やアスリートにはメリットを感じられるかもしれません。それらを意識しながらダイレクトに鍛えることができるので、バランスよく鍛えることができます。ダイエット目的かアスリートの方はそういった点でもこちらがおすすめです。
・脂肪が燃焼しやすい
ゆっくりスクワットをやることによって、脂肪が燃焼しやすくもなります。脚やせだったりダイエットだったり、減量中のボディビルダーまでもおすすめだったりします。しかし、ダイエットの目的の方であれば、それじゃあゆっくりやろうと思うかもしれませんが、そうもうまく反応してくれないのが筋肉なのです。もし、体を強くしたかったりするのであれば、最後のまとめも油断せず読んでください。そこにもまた、重要なことを書きます。
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■スクワットを早くやる場合
・筋肥大を望める
本格的に体を大きくしたい、体重を増やしたいという方には、スクワットはゆっくりやることに比べて、早くやるのが最近の主流です。特に海外のフィットネスでは、ゆっくりやるのはもう過去の話で、今は早くやっている傾向にあるようです。もし、あなたが筋肉を大きくしたいと望んでいるのであれば、早くやるようにしましょう。しかしながら、初心者であれば、まずはスクワットのフォームを身に着けるためにゆっくりやることがおすすめだと個人的にアドバイスしておきます。やはり、筆者も初心者の時はゆっくりやっていました。
・パワーがつく
先ほどのことの続きみたいにはなりますが、スクワットを早くやるということは、ゆっくり動く場合に比べて、パワーがつきやすくなります。それだけに、陸上をしている方であれば、短距離の方であれば早くやるほうが効果的かもしれません。もしくは、その他パワー系スポーツをしている方であれば、筆者の体験からもゆっくりやっているよりはおすすめです。具体的にラグビーをやっておりましたが、スクワットを早くやることによって、倒れにくくなりました。そうじゃなくとも、護身で鍛えるならばこういったスクワットも良いかもしれません。
・走るのが速くなる
スクワットをゆっくりやるより、早くするということで、筋肥大なりパワーがつくということは、もちろん走るのもかなり早くなります。瞬発力という意味でなので、持久力についてはつながりませんが、やるとやらないでは本当に自分が大違いであると感じることができます。実際に3ヶ月くらい鍛えてみて走ってみてください。50m走では驚くような数値が出ます。たまに走るのが速い肥満の人がいますが、まさにこの人は足が鍛えられているからか、元から脚が強いのかもしれません。
・早めにセットが終わる気がする
スクワットを早くやることによって、1セットは思ったより早く感じます。結果的な時間については分かりませんが、1回ごとの気分というのはかなり大事です。それだけに、早めに終わる気がするという気持ちだけでも実際に違います。ゆっくりやっていると、心の中では「まだか!?まだか!?」と思ってしまいます。少なくとも筆者はそうなのですが、筋肥大を望んでいるのであれば、どちらにせよゆっくりはしないことをおすすめしておきます。
スクワットでゆっくりやるのか早くやるのかで大事なこと
脚やせなどのダイエット目的の方、体を大きくしたいビルダーの方、アスリートの方、それぞれでなんとなくここまで読んでみて、自分なりのスクワットの方針は決まったかと思います。しかしながら、どちらかの方法を1つだけやればいいというものではありません。特に足を細くしたいような脚やせ目的以外の方ならば、両方ともうまく取り入れてあげる必要があります。そうやって筋肉というのは成長していくものです。ちょっとしたスクワットの伸び悩みなどを感じたような場合は、一時的にでもトレーニングを変えてあげるのが必要です。具体的には1ヶ月に一回くらいは早くやっていても、ゆっくりやるという感じです。
また、ダイエットをする人でも、ゆっくりやっていて常に脂肪が減っていくのかというとそうでもありません。新しい刺激を入れて、筋肉にフェイントをかましてやることが必要です。同じ運動では、体がそれを学習してしまうからです。もし、それで太くなったならばしばらくスクワットをお休みすればいいだけです。筋肉は思った以上に簡単に落ちてしまいます。しかしながら、ゆっくりがメインだと太くはなりにくいのでご安心ください。
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